top of page

役員の健康診断の実施義務は?

1月5日
読了時間: 2分

役員への健康診断の実施義務は、その役員の「労働者性」の有無によって異なります。

労働者性を有する役員(例:常務取締役兼工場長)には、健康診断の実施義務があります。


一方、代表取締役社長のように「事業主」の立場にある役員には、法律上の実施義務はありません。

ただし、法律上の義務がなくても、会社の経営に悪影響が及ばないよう、実務上は労働者性のない役員にも健康診断を受診させることが推奨されます。


労働者性のある役員

  • 実施義務あり:健康診断の実施義務の対象となります。

  • 理由:労働者としての地位を持ち、労働契約に基づいて業務を行っているとみなされるため、他の従業員と同様の扱いになります。

労働者性のない役員

  • 実施義務なし:労働安全衛生法上の健康診断実施義務はありません。

  • 理由:事業主の立場であり、労働者性が認められないためです。

  • 実務上の推奨:法律上の義務はなくても、経営層の健康リスク管理の観点から、健康診断の受診を推奨することが一般的です。

健康診断の経費計上について

  • 役員のみを対象とする場合:

    「福利厚生費」として経費計上することは原則できません。

  • 理由:

    役員のみを対象とした健康診断費用は、役員への給与(役員賞与)とみなされるためです。

  • 全従業員を対象とする場合:

    役員と従業員を問わず、全社員を対象とした健康診断であれば、福利厚生費として計上できる場合があります。

  • 注意点:

    役員のみの健康診断費用は、給与として課税されるだけでなく、法人税の計算上、経費として認められない場合があります。税務調査では、実態に応じて判断されるため、健康診断規定を整備するなどの対策が必要です。

 
 
 

最新記事

すべて表示
健康診断で「要再検査」となった場合

健康診断で「要再検査」となった場合、 一時的な数値変動か継続的な異常かを確認するため、速やかに医療機関を受診してください。主に採血やレントゲンを再実施し、費用は保険適用(3割負担)となるケースが多いです 。放置すると生活習慣病や重大な病気を見逃す可能性があるため、必ず受診を。 再検査・要精密検査の対応ガイド 「要再検査」とは: 検査結果に疑義がある、または一時的な体調不良が原因の可能性がある場

 
 
 
がん検診とは?基本情報をご紹介

がん検診は、 症状がない健康な人を対象に、がんの早期発見・死亡率減少を目的とした検査(胃、大腸、肺、乳房、子宮など) です。国が推奨する「対策型検診」と「任意型検診」があり、自治体や職場等で定期的な受診が推奨されます。主な対象は40歳以上ですが、がん種により年齢や間隔が異なります(例:乳・子宮頸は2年に1回など)。 がん検診の基本情報 目的: 早期発見・治療によりがん死亡率を低下させること。

 
 
 
健康診断の目的や受診方法

健康診断は、 生活習慣病などの早期発見・予防を目的に、血液検査、尿検査、血圧、胸部X線などで体の状態をチェックする定期的な点検 です。 40〜74歳の国民健康保険加入者は「特定健診」が利用でき、名古屋市など各自治体や職場から受診券が届きます。年に1回は受診しましょう。 健康診断の概要とポイント 主な内容: 身体計測(BMI、腹囲)、血圧測定、血液検査(肝機能、脂質、血糖、貧血)、尿検査、胸部X

 
 
 

コメント


  • twitter_logo
line_logo.png

Copyright © 健康診断管理協会 All Right Reserved.

bottom of page